フィールド一覧

瀧浪里山フィールド

能美市内屈指の景勝地七ツ滝の遊歩道や、能美の里山ファン倶楽部が整備した瀧浪フィールドでは日本海側の北限と言われるツクバネガシや、カタクリ・オウレンの群生地があり、春にはギフチョウも観察できます。瀧浪炭焼窯は、作業をしている時には見学もできます。

最大標高差58m スギや照葉樹・落葉樹林の里山

七ツ滝 瀧浪見晴台 炭窯

虚空蔵山フィールド

能美市の史跡に指定されている山頂付近の山城跡は、室町~戦国時代に虚空蔵城として築かれ、約100年間続いたといわれています。山中には、1尺掘ると1尺沈むという「金の茶釜伝説」の黒岩や、大手門跡、虎口、馬場搦手など城址のなごりを思い出させる地名が残っています。

虚空蔵山:標高137.74m (三等三角点:国造山) 最大標高差100m

虚空蔵山 虚空蔵山山頂 夕陽

遣水観音山

白山信仰の霊場のひとつとして知られた山で、中腹には観音堂があります。この観音堂は、養老6年に泰澄大師が未踏の白山に登り、山頂より西方を眺めた時に瑞雲たなびく小峰を見つけ、「これは白山禅定に連なる霊地であろう」と、行者に命じて自らが刻んだ観音像を安泰した場所だと伝えられています。

遣水観音山の山頂からは加賀平野、日本海が一望でき山頂周辺には白山山系が見られるスポットもあり、秋にはタカの渡りが観察できます。登山口の平成の名水の百選・遣水観音霊水には水汲みに訪れる人々があとを絶ちません。

遣水観音山:標高402.25m (二等三角点:鍋谷) 最大標高差318m 

 遣水観音山遠景 遣水観音霊水堂

高野山・揚原山・蟹淵

散策路内の蟹淵(がんぶち:能美市の天然記念物)は、化け蟹伝説が残る淵で初夏にはモリアオガエルや里山ではめずらしいルリイトトンボなども観察できます。高野山~揚原山へ通ずる尾根沿いには、日本海~加賀平野、白山を見渡せるビューポイントが点在する「里山パノラマコース」として知られ、カモシカなどにも出会えます。

高野山:標高372.77m (三等三角点:高野)、揚原山:標高486.69m  (二等三角点:揚原山)最大標高差:362m

モリアオガエル 東屋 蟹淵(がんぶち)